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コラム・読み物

2月15日に行った楽ラップの資産配分の変更について、その背景と変更内容を解説します。

資産配分の変更を実施

資産配分の変更を行った背景

今回の楽ラップ通信では、2月15日に行った資産配分の変更について、その背景と内容をお話させていただきます。今回変更を行った理由は大きく2つ挙げられます。
一つ目は、国内債券の今後の動向です。昨年より日銀は金利に誘導目標を設定する政策を開始しました。すでに低金利の状況が続いている国内債券にとって、利回りの上昇および債券価格の上昇は見込みにくくなったと考えられます。そうしたことから、国内債券の比率を引き下げました。
二つ目は、金利上昇への対応と利回りの確保です。昨年後半より世界的に金利は上昇基調となっています。一般的に金利が上昇すると債券の価格は下落します。また、現状より利回りを上げることで、債券部分から得られるリターンを高めたいと考えました。 そうしたことから、外国債券の比率の見直しおよび米国の投資適格社債に投資するファンドの組み入れを開始しました。

変更後の資産配分について

今回実施した変更の概要は以下の通りとなります。
主な変更点は債券部分の投資比率の変更で、株式部分については、良好な投資環境が続いていることから大きな変更は行っておりません。

1)国内債券の投資比率を大幅に削減

これまでは、分散効果および現金の代替資産として、為替変動リスクのない国内債券に一定水準投資していましたが、今後の国内債券の動向を考え、国内債券の比率を大幅に削減しました。

2)外国債券の比率を引き上げ

国内債券と比べ利回りの高い外国債券への投資比率を引き上げることで、利回りの向上を図りました。
ただし、為替変動リスクを考慮して、外国債券の中でも、為替ヘッジありの資産の投資比率を引き上げました。

3)米国投資適格社債ファンドへの投資を開始

米国の投資適格社債に投資を行うファンドは、国債に投資を行うファンドと比べ、利回りが相対的に高くなっています。また、金利上昇による債券価格への影響も低くなっています。ファンドを追加したことで、利回りの上昇と金利上昇による影響の低減を期待しています。
新たに投資するファンドの概要は以下をご参照ください。

今回のコメント

今回初めて大幅な資産配分の変更およびファンドの追加を行いました。今回、変更を行うに当たって最も重視したのが、資産配分を変更することでコストとリスクが上昇しないように調整することです。何度もシミュレーションを重ねた結果、資産配分の変更およびファンドを追加してもコスト、リスクとも現状の水準を維持することが出来ました。
投資家の皆様が末永く楽ラップにお付き合いいただけるよう、今後とも運用を行っていきたいと思います。

楽ラップのリスクと費用について

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