メニュー

コラム・読み物

7月に実施しましたリバランス(基本資産配分の見直し)についてご紹介します。

7月実施のリバランスについて

リバランスを行った背景

今回の楽ラップ通信では、7月5日に行った年次の基本資産配分の見直しについて、足元の投資環境および資産配分の見直しの内容についてご説明させていただきます。 足元の投資環境を見てみると、近年株式や債券が堅調に推移したことで、各資産は比較的割高な状況となり、長期的に見た各資産の期待リターンは、新興国株式やリート等の一部を除き、低下傾向にあります。想定リスクがほぼ変わらない状況のなか、各運用コースにおいて最適な期待リターン/想定リスクを達成するためには、全体的に資産配分の修正が必要となりました。 また、短期的な見通しで、先進国の株式・債券の投資妙味が小さくなっている一方、リート等に相対的な投資妙味が残っているため、資産配分の調整を行いました。

変更後の資産配分について

今回実施した基本資産配分の見直しの概要は、以下の通りとなります。

主な変更点
1.各資産の期待リターンの低下に対応する債券と株式・リートの比率変更
2.短期的な見通しによる投資妙味が残る資産への配分シフト

1)低リスクコースは、債券を削減、株式・リートを増加、高リスクコースは、株式を削減、債券を増加

多くの資産の期待リターンが低下する一方、リスク水準はほぼ変わっていないため、リターンの獲得が難しい環境となっており、低リスクコースについては、債券の投資比率を減らし、株式・リートの投資比率を増やすことで、リスク水準は若干上がりますが、期待リターンの低下を防ぎました。高リスクコースについては、株式の投資比率を減らし、債券の投資比率を増やすことで、期待リターンは若干下がりますが、リスク対比で最適なポートフォリオとなるよう資産配分の見直しを実施しました。

2)短期的な見通しで、相対的に先進国株式・債券の比率を減らし、リートや新興国株式・債券の比率を引き上げ

短期的な見通しで、先進国株式・債券など割高と考えられる資産を減らし、リートや新興国株式・債券など投資妙味が相対的に残っている資産を増やす資産配分の調整を行いました。

運用責任者からのメッセージ

欧米の金融緩和の縮小、米中による貿易戦争への警戒感が嫌気され、株式市場の上値が重い一方、債券市場も米国利上げへの懸念から不安定な動きとなっております。
しかしながら、楽ラップは、長期投資の商品であり、目先の金融市場の動きが長期的な投資成果に与える影響は限定的です。むしろ積立投資をしているお客様にとっては、安く分散投資のポジションを作る好機と言えます。投資家の皆様が末永く楽ラップにお付き合いいただけるよう、今後とも運用を行なっていきたいと思います。

楽ラップのリスクと費用について

楽天証券ラップサービスは、国内投資信託および外国投資信託等を主な投資対象として運用を行うため、投資元本は保証されるものではなく、これを割り込むことがあります。
また、お客様には運用にかかる費用等をご負担いただきます。費用等には、直接ご負担いただく費用(投資顧問料(投資一任フィー)及び管理手数料(ラップフィー))と、間接的にご負担いただく費用(投資対象に係る費用)があります。
楽天証券ラップサービスの手数料体系には固定報酬型と成功報酬併用型があり、固定報酬型では投資顧問料(投資一任フィー)と運用管理手数料(ラップフィー)の合計が最大で運用資産の0.715%(税込・年率)、成功報酬併用型では投資顧問料(投資一任フィー)と運用管理手数料(ラップフィー)の合計が最大で運用資産の0.605%(税込・年率)+運用益の積み上げ額の5.50%(税込)となります。このほかに間接的にご負担いただく費用は、投資信託では運用管理費用として、信託報酬 (最大で信託財産の0.330%(概算)(税込・年率)。但し、楽天証券ラップサービスで投資する投資信託が投資対象とする他の投資信託の信託報酬等を加えた実質的な運用管理費用は最大で信託財産の0.682%(概算)(税込・年率)です。)、信託財産留保額(最大で信託財産の0.30%(概算))、その他費用をご負担いただきます。
これらの費用の合計額および上限額については、資産配分比率、運用状況、運用実績等に応じて異なるため、具体的な金額・計算方法を記載することができません。詳しくは、契約締結前交付書面および目論見書等でご確認ください。なお、楽天証券ラップサービスにはクーリング・オフ制度は適用されません。
金融商品仲介業者を通じてお申込みいただいたお客様は、ご担当者までお問合せください。