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コラム・読み物

7月に実施しましたリバランス(基本資産配分の見直し)についてご紹介します。

7月実施のリバランスについて

リバランスを行った背景

今回7月に行なったリバランスにつきまして、ご説明させていただきます。楽ラップの運用では、毎年7月に長期的な見通しに基づいた年次の基本資産配分を策定し、それをベースに四半期毎に短期的な見通しによる資産配分の調整を行なっております。今回のリバランスは、年次で策定した基本資産配分と四半期毎の資産配分の調整を合わせて、行なったものです。
(年次の基本資産配分の策定)
株式市場は、米国株式を中心に高値を更新し、これまで長期にわたり堅調に推移し、株価に割安感はなくなっております。債券市場も、これまでの金融緩和を背景に大幅に長期金利が低下(債券価格は上昇)し、投資妙味は小さくなっております。その結果、長期的に見て、ほぼすべての資産の期待リターンが低下し、各運用コースともに、昨年と同水準のリスクテイクでは、同じ水準の期待リターン確保は望めなくなっています。このような状況を受け、楽ラップの運用チームでは、基本資産配分について、リスクを上げて無理に高い期待リターンを狙うのではなく、リスク水準は上げずに期待リターンをやや低下させる選択をしました。
(四半期毎の資産配分の調整)
短期的な見方として、世界的に景気サイクルが好況期を終えつつあることに加え、米中貿易戦争の激化で金融市場の緊張が高まっており、株式やリートのリスク性資産より債券が選好されると予想し、資産配分の調整を行いました。

変更後の資産配分について

上記の検討を踏まえ、今回実施したリバランスによる資産配分の変更は、以下の通りです。

1)ポートフォリオ全体の期待リターンの引下げ
2)株式・リートの比率の引下げ、債券の比率の引上げ
3)高位の為替ヘッジ比率の維持、外貨エクスポージャーの抑制

1)ポートフォリオ全体の期待リターンの引下げ

株式も債券もリーマンショック後の長期にわたる金融緩和を背景に、これまで大幅な上昇を続けてきた結果、期待リターンが低下しております。ほぼすべての資産の期待リターンが低下しており、ポートフォリオの期待リターンをこれまでと同水準で維持しようとすれば、株式等の比率を引上げ、ポートフォリオ全体のリスクを引き上げる必要があります。しかしながら、米中の覇権争いに起因する貿易戦争などで不透明な市場環境が長期間続く可能性もあることから、今回、楽ラップの運用チームでは、ポートフォリオのリスクは上げず、期待リターンを若干引き下げる選択をしました。

2)株式・リートの比率の引下げ、債券の比率の引上げ

年次の基本資産配分で、ポートフォリオの期待リターンをやや引き下げることに加え、短期的な見通しでリスク回避的な動きが広がる可能性が高いと想定していることから、株式やリートの比率を引下げ、債券の比率を引上げました。

3)高位の為替ヘッジ比率の維持、外貨エクスポージャーの抑制

ポートフォリオ全体のリスク抑制に加え、短期的にも米国の金融政策の利下げへの転換で円高が警戒される状況であることから、為替ヘッジ比率を高めに維持し、為替変動の影響を受けるエクスポージャーを全体の2割以下に抑えています。

運用責任者からのメッセージ

米中貿易戦争の影響など予測不能な部分はあるものの、世界的な景気サイクルは、概ね景気減速または景気後退の局面に入りつつあります。これまで景気先行きに対し楽観的な株式市場と悲観的な債券市場の両方が上昇してきましたが、最近の経済環境を見る限り、見方としては、債券市場の方が正しかったようです。おそらく楽観的過ぎた株式市場は、今後調整が始まると見ています。
しかしながら、楽ラップは、長期投資の商品であり、目先の金融市場の動きが長期的な投資成果に与える影響は限定的です。今後、株式市場などの調整が起きる可能性が高いと見ていますが、そのような状況でも、目の前の市場の動きに惑わされず、未来を見据え、投資を堅持し続けることが重要です。また、積立投資をしているお客様にとっては、安く分散投資のポジションを作る好機です。
投資家の皆様に末永く楽ラップにお付き合いいただけるよう、今後とも運用を行なっていきたいと思います。

楽ラップのリスクと費用について

楽天証券ラップサービスは、国内投資信託および外国投資信託等を主な投資対象として運用を行うため、投資元本は保証されるものではなく、これを割り込むことがあります。
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