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コラム・読み物

楽ラップを保有また、購入をご検討してただいているお客様に、より楽ラップを便利に使っていただくための活用術を紹介します。

知っておくと便利! 楽ラップ「らくらく活用術」

楽ラップをよりご活用いただくための活用術について、以下の4つをご紹介させていただきます。

(1)下落ショック軽減機能(DRC)って、何?

  • DRC:ダウンサイド・リスク・コントロール

楽ラップは、9つのコースで構成されています。
基本コースは5コースあり、リスクが低い順に、1000100、1000200、1000300、1000400、1000500となっています。リスクが最も低い1000100のコースを除く4コースには、下落ショック軽減機能(以下、DRC)が付いたものがあり、これが1000600から10009000までの4コースになります。

下落ショック軽減機能(以下、DRC)とは、市場 (特に株式市場) の下落幅が大きくなると見込まれる時に、一定条件の下で、自動的にリスクを減らす(株式を一部売却して債券を購入する)仕組みを言います。

DRCが発動していないとき、つまり、市場の下落幅が大きくないときは、上の表のように、【1000200コースと1000600コース】は、同じポートフォリオになります。同様に、【1000300と1000700】、【1000400と1000800】、【1000500と1000900】も、同じポートフォリオです。DRCが発動した場合、1000600から1000900は、通常時に同じだった1000200から1000500とは異なるポートフォリオになります。

なお、DRC発動後、市場の変動が収まるにつれ、段階的にポートフォリオを元通りに回復していきます。

(2)コース変更は無料です!

楽ラップのコース変更は、無料です。ですので、例えば、1000200のDRCがついていないコースをお持ちのお客さまが、「ポートフォリオを変更せず、DRCだけをつけたい」とお考えの時は、1000600コースへ変更すれば、コース変更の手数料をかけずにDRCだけがつく形に変更可能です。
(DRCが発動していない状況の時に限ります。DRC発動中は、異なるポートフォリオになります)

上記とは別に、例えば、1000500や、1000900のような、リスク・リターンが高い(株式比率が高い)コースをお持ちの時に、市場の下落を回避する必要が生じたときは、1000200や1000600のようなリスクが低いコースへ変更することも考えられます。下落が止まって、再び上昇するときに元に戻せば、リスクが高いコースを持ち続けていた場合よりも、良いパフォーマンスが得られる可能性が考えられます。

楽ラップは、年金運用型分散投資で運用しているため、もともと、市場下落時のマイナスが大きくならないような運用スタイルとなっておりますが、上記(1)(2)を活用することで、さらにリスクリターンを改善する可能性がある商品設計となっています。

(3)自動リバランスがかかります

楽ラップを保有していると、「あれ?注文していないのに、売買が行われているぞ。」という事象が発生します。原因は、大きく分けて二つあります。「目標ポートフォリオの変更」と、「自動リバランス」です。

まず、「目標ポートフォリオの変更」ですが、①マーサー社からの定期(四半期ごと)・不定期な助言に基づく変更、②DRCの発動時や、発動後にポートフォリオを戻す時に発生するポートフォリオの変更、③ポートフォリオマネージャーが緊急でポートフォリオの変更が必要と判断したとき、の3つが考えられます。この3つ場合、各コースに設定されている目標ポートフォリオが変更されるため、そのコースで運用されているほとんどのお客様において、売買が発生します。

次に、「自動リバランス」です。各コース別に目標ポートフォリオがありますが、日々の相場の変動で、少しずつ、目標ポートフォリオから「ズレ」が発生していきます。せっかく、マーサーの助言に基づいて、年金型の「効率的な最適化ポートフォリオ運用」を行っているので、そこから大きく外れてしまうことを防ぐために、一定程度、目標ポートフォリオから「ズレ」てしまった場合は、目標ポートフォリオへ戻すための「自動リバランス」がかかる仕組みになっています。この場合、ポートフォリオの状態が個別のお客様ごとに異なるため、売買が発生するタイミングは、個別のお客様ごとに異なります。

(4)積み立てにプラスアルファの活用術

最後に、積み立てを設定していただいているお客様に、プラスアルファの活用術を紹介します。ここで紹介するのは、もし、手元に余剰資金ができた場合、どのタイミングで「追加投資」を実施するか、です。ずばり、答えは、「株式の相場が下がった時」です。相場が下がった時に買いに行くと、単価が低い分、購入できる口数が多くなります。例えば、あるファンドが昨日100円で、今日は50円に下がった場合、1万円を投資するケースを考えると、昨日なら100口、今日なら200口購入できることになります。楽ラップはファンドの集合体ですので、「下がった時」に買えば、下がる前よりも安い価格で買うことができます。
株式市場は、上下を繰り返しているため、お客様の都合に合わせて、「昨日より下がったら買う」、「先月末より今月末が下がったら、翌月初に買う」、「日経平均が前日より500円以上下がったら、普段より多めに買う」など、ルールを設定して余剰資金を投資すれば、「少しでも安い価格で買うことができる」ことになります。

楽ラップのリスクと費用について

楽天証券ラップサービスは、国内投資信託および外国投資信託等を主な投資対象として運用を行うため、投資元本は保証されるものではなく、これを割り込むことがあります。
また、お客様には運用にかかる費用等をご負担いただきます。費用等には、直接ご負担いただく費用(投資顧問料(投資一任フィー)及び管理手数料(ラップフィー))と、間接的にご負担いただく費用(投資対象に係る費用)があります。
楽天証券ラップサービスの手数料体系には固定報酬型と成功報酬併用型があり、固定報酬型では投資顧問料(投資一任フィー)と運用管理手数料(ラップフィー)の合計が最大で運用資産の0.715%(税込・年率)、成功報酬併用型では投資顧問料(投資一任フィー)と運用管理手数料(ラップフィー)の合計が最大で運用資産の0.605%(税込・年率)+運用益の積み上げ額の5.50%(税込)となります。このほかに間接的にご負担いただく費用は、投資信託では運用管理費用として、信託報酬 (最大で信託財産の0.330%(概算)(税込・年率)。但し、楽天証券ラップサービスで投資する投資信託が投資対象とする他の投資信託の信託報酬等を加えた実質的な運用管理費用は最大で信託財産の0.682%(概算)(税込・年率)です。)、信託財産留保額(最大で信託財産の0.15%(概算))、その他費用をご負担いただきます。
これらの費用の合計額および上限額については、資産配分比率、運用状況、運用実績等に応じて異なるため、具体的な金額・計算方法を記載することができません。詳しくは、契約締結前交付書面および目論見書等でご確認ください。なお、楽天証券ラップサービスにはクーリング・オフ制度は適用されません。
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