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コラム・読み物

2024年7月に実施しましたリバランス(基本資産配分の見直し)についてご紹介します

7月実施のリバランスについて

今回7月に行ったリバランスにつきまして、ご説明させていただきます。楽ラップの運用では、大別して以下の2点のプロセスでポートフォリオの策定およびリバランスを実施しております。

  • 長期的な見通しに基づいた年次の基本資産配分を策定(毎年7月)。
  • 四半期ごとの短期的な見通しに基づき、①で策定した年次の基本資産配分を調整。

7月22日に実施した今回のリバランスは、①の年次の基本資産配分改定および②の四半期毎の資産配分調整を合わせて実施しました。

変更後の資産配分について

今回、年次の基本資産配分の改定と四半期毎の資産配分の調整を合わせ、各コースの資産配分を以下のように変更いたしました。

  • コースによっては下記の内容と異なるものもございます。
  • 配分を引き上げた資産:国内株式、 先進国株式(為替ヘッジあり)
  • 配分を引き下げた資産:新興国株式、国内債券、先進国国債(世界国債、為替ヘッジなし)
保守型 やや保守型 やや積極型 積極型 かなり積極型
DRCなし

1000100

1000200

1000300

1000400

1000500

DRCあり

1000600

1000700

1000800

1000900

資産配分の見直しの内容について

①長期的な見通しに基づく年次の基本資産配分

長期的な見通しの変更と年次の基本資産配分は次の通りです。

  • 今回の年次の基本資産配分策定では、各資産の期待リターンが上昇したことを受け、効率的ポートフォリオのうち、前回よりも期待リターンおよびリスク水準がやや高いものを選択しています。それにより、コースによって差はあるものの、ポートフォリオ全体の株式比率を引き上げました。
  • 先進国株式については、円高方向のリスクを考慮し、先進国株式(為替ヘッジなし)に比べ、先進国株式(為替ヘッジあり)への配分を高めました。

②四半期ごとの基本資産配分の調整

今回のリバランスでは、短期的な見通しに基づいて、年次の基本資産配分から以下のような調整を実施しました。

  • コースによっては下記の内容と異なるものもございます。
  • 現在の世界経済は減速傾向にあるものの、依然として持続的な成長軌道にあることやインフレが正常化に向かっている状況に鑑みると、株式市場を取り巻く環境は好ましいとの判断から、先進国債券(為替ヘッジあり)のオーバーウェイト幅を縮小させ、先進国株式(為替ヘッジあり)のオーバーウェイト幅を拡大しました。
  • 今後の成長見通しを考慮し、国内株式と新興国株式のオーバーウェイトを維持していますが、ポートフォリオ全体のリスク水準を調整するため、新興国株式のオーバーウェイト幅を縮小しました。

運用責任者からのメッセージ

足元では、国内の株式市場はやや軟調に推移しています。また、米国ではインフレ鈍化の兆しが現れたことから、利下げ期待が高まっていますが、政局を含め先行き不透明な状況が続いております。

しかしながら、楽ラップは長期投資の商品であり、目先の金融市場の動きが長期的な投資成果に与える影響は限定的であると考えております。今後、株式市場などの調整局面におきましても、短期的な市場の動きに惑わされず、未来を見据え、投資を堅持し続けることが重要です。また、積立投資をしているお客様にとっては、下落した局面こそ、安く分散投資のポジションを作ることができる好機です。

投資家の皆様に末永く楽ラップにお付き合いいただける運用を今後も徹底してまいります。

楽ラップのリスクと費用について

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